映画を愛する人と、映画に関わる人を繋ぐコミュニティ シネマトリップ

  1. シネマトリップHOME
  2. 特集一覧
  3. 人気急上昇中!?最新インド映画はここでチェック!インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン 2016 オープニングレポート

ISSUE

2016.10.17 レポート

人気急上昇中!?最新インド映画はここでチェック!インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン 2016 オープニングレポート

近年ジワジワと人気が広がりハマる人が続出(!?)のインド映画。『きっと、うまくいく』『めぐり逢わせのお弁当』『マダム・イン・ニューヨーク』などのヒット作から、従来のイメージとは違う多様な作風に気づき始めた映画ファンも多いはず。

インドは製作本数や入場者数で見ると、世界最大の”超映画大国”と言えます。そんな映画の国”インド”の最新作を一気に見られるのが「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)」。日本でこれだけたくさんのインド映画を見られるのはこの映画祭だけ。
5回目を迎える今年は、2015年5月から2016年6月の間にインド国内で上映された新作の中から、選りすぐりの13本が紹介されています。

今回は、2016年10月7日(金)に東京・渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で行われたオープニングイベントの様子をレポート!

 

コメディからホラーまで インド映画の今を知ろう!

オープニングは本映画祭主宰 スレッシュ・ターティー氏の挨拶からスタート。
「IFFJは年々来場者も増え、規模が大きくなっています。上映作の中から必ずお気に入りが見つかるはずです。インドは現在様々な面で変化の時。その影響を受けて映画も変わっていくでしょう。」
と、今後のインド映画についてコメントされました。
日本ではエンターティメントのイメージが強いインド映画ですが、最近は海外で映画を勉強した作家も増え、ジャンルや表現の幅も広がっているのだとか。その中から自分に合った作品を見つけるのも、本映画祭ならではの楽しみ。

続いて”インド映画の伝道師”こと高倉嘉男氏による、上映作13本の解説タイム。全体の系譜図や旬の俳優紹介を交え、押さえるべきポイントを初心者にもわかりやすく説明してくれました。
インド映画と言えば”歌って踊る”イメージが強かったのですが、全体を俯瞰してみると、実にバラエティに富んだ作品が生み出されています。去年から今年にかけての特徴は、実話を元にした映画の多さです。今回のIFFJでも、見ごたえある実録物3作品がラインナップ。
 

インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン 2016
左から:司会のアンジェラ・ラーガさん、主宰 スレッシュ・ターティーさん、高倉嘉男さん、事務局のmikiさん

多民族国家のインドは多言語の国、映画も様々な言語で作られています。今年のIFFJでは13本中12本がヒンディー語映画、残る1本がベンガル語映画です。
製作本数がインド最多のヒンディー語作品はムンバイ発。海外にもファンが多く”ボリウッド”の愛称で知られています。サタジット・レイ監督作で知られるベンガル語映画は、文芸色が強い傾向。その他「パンジャーブ語」「ボージプリ語」「タミル語」「テルグ語」「カンナダ語」「マラティー語」「マラヤラム語」など、言語によって映画の特徴があるそうです。

 

オープニングを飾るのは新スタイルの2作品

今年のオープニング上映は、インド映画の中でも新たなスタイルを感じる短編と長編2作品。
1本目は、映画業界をよく知るトゥーシャル・ジャローター監督による業界内幕風の短編映画『ムフティヤー』。
2時間を超える長編も多いインド映画ですが、短編だってあるんです!

続いて2本目はシャクン・バトラ監督による、ある家族の崩壊と再生を描いた物語『カプール家の家族写真』。
前半は笑いの多いコメディ風、中盤で雰囲気がガラッと変わり、先の読めない展開で最後まで一気に見せる上質なファミリードラマ。家族って近すぎて傷つけたり許し合ったり・・・世界中のどこにでも存在する”家族とは?”という普遍的なテーマが、インド・クヌールの美しい景色を背景に瑞々しく描かれます。

『カプール家の家族写真』

IFFJ 2016の期間中は上述した『カプール家の家族写真』の他、昔ながらのエンターティメント映画、人間ドラマ、ラブコメ、実録ものからホラーまで、様々なジャンルの作品を上映中。
詳細は公式サイトでチェック! http://www.indianfilmfestivaljapan.com/

 

インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン 2016は2016年10月21日まで東京・大阪の2会場で開催中。
『きっと、うまくいく』のラージクマール・ラヒニ監督待望の新作『PK』も公開直前の今、IFFJでディープなインド映画の世界を堪能しましょう!


公式Twitter https://twitter.com/iffjapan
Facebookページ https://www.facebook.com/IFFJ.jp/